友達なし子なしアラフォー女の戯言

友達いないから写真撮っても見せる人いないんです

つげ義春

今週のお題「好きな漫画」

 

好きな漫画は沢山あるけれど、

その中でちょっと表現の仕方が変わった漫画があります。

つげ義春さんの漫画です。

 

一般的な漫画は主人公が男性であればカッコよく、

女性であれば可愛らしく描かれ、

それぞれの魅力を引き出しながらストーリー展開していく感じで描かれると思います。

 

つげ義春さんの漫画はとことん暗くカッコ悪くダメ人間で貧乏くささを全面に押し出した描き方なんです。

普通は省くような場面を逆にメインに描いてるのです。

例えばこれ

 

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息子が地面に落としたわたあめをなんとか食べられるように四苦八苦します。

普通は高い物でもないので泣いてる息子のために新しいわたあめ買いますよね。

それか潔く諦めて別な食べ物を買うか。

そしてこの場面は普通の漫画なら省くかこんなにコマを使わないと思います。

 

つげ義春さんの漫画との出会い。

母の雑誌に載っていた漫画コーナーで初めて見た時のインパクトが強く、

30年近く経った今でも時々思い出していました。

暗い漫画だったなあって。

今までそれがつげ義春さんの漫画とはずっと知らずにいました。

 

きっかけは

夫が仕事で駅前旅館や温泉に滞在していた時に、商人宿というものに興味が湧き

そこからボロい建物やボロ宿に興味を持つようになりました。

インターネットでそれらを調べたりすると、

様々なボロ宿好きの方々のブログがヒットして読み漁っていました。

その中でつげ義春という言葉が多く出てくるのに気づきました。

そしてつげ義春に関して検索すると漫画の1コマの画像も出てくるので、

そこで絵柄を見て

あ、これはたぶんあの時に読んだ暗い漫画の作者だなと確信したのです。

 

それからAmazonで全部ではありませんが、

つげ義春コレクションを5冊買ってみました。

やっぱりあの時の暗い漫画の作者でした。

 

30年近く前の漫画を探し当てられた、

そのくらい普通の漫画とは違うんです。

 

リアリズムの宿という話がすごく印象的です。

これも貧乏くさく暗さ満載ですが、

視点を変えればなんともシュールなストーリーです。

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食事を運んできた少年がしゃもじを落とす場面。

これも普通の漫画なら重点を置かないですよね。

この場面からどれだけ貧乏くさい宿だったか切なくて胸に響きます。

 

夫が毎週買ってくる少年ジャンプも好きですが、

全くジャンプの漫画の要素がないこのつげ義春さんの漫画がたまに恋しくなり

時々読み返します。

そのくらい好きなつげ義春さんの漫画でした。